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生産性の向上、コスト低減などわが国の畜産の課題を解決するための技術開発が進められており、バイテクと称されるETやDNAなど先端分野の取り組みも活発に行なわれ、その成果がマスコミなどで華々しく紹介されている。その一方で、畜産現場で取り組まれている様々な技術、工夫の中には明確な検証がなされてはいないが、汎用性、経済性、即効性のある技術が潜在しているものと推察される。また、このような技術は、限られた地域では利用されながら世の中に広く紹介されていないことが多い。畜産技術協会では、平成7年度から潜在畜産技術活用促進事業を実施している。この事業の中では、畜産現場で埋もれている優良技術について積極的に掘り起こし、評価、紹介を行なうことによって、農家の選択肢を広げて畜産技術全体の底上げを図ることとしている。平成8年度に引き続き、平成9年度においても、同様の事業を実施し、情報の収集を行なった。本冊子は平成9年度に実施した情報収集調査の概要、およびそれらの技術の中から選ばれた10技術を掲載した。 |
〇平成9年度技術情報収集調査成績―わが国の畜産現場に潜在している技術(2)
【潜在技術情報】
[乳用牛―酪農経営ほか]
1.屋根移動式サイロクレーンの開発
[肉用牛―肉牛経営ほか]
2.ゆとりを生み出す「一日一回給餌の肉用牛(繁殖)飼養法」
3.A4・A5が80%以上生産の黒毛和種肥育技術体系
4.持ち運びできて各牛房に対応できる除角保定枠の開発
5.安価な素材を利用した低コスト牛舎
6.杉間伐材木炭の肥育牛用飼料添加剤としての応用
[牛―草地・飼料作ほか]
7.コンパネ利用によるバンカーサイロの作成
[牛―家畜臨床ほか]
8.精液注入器を用いたプロスタグランジン製剤の子宮頚管内投与
[豚―養豚経営ほか]
9.強酸性機能水による畜舎・畜体の洗浄消毒システムの開発
[ブロイラー―養鶏経営ほか]
10.すいすい・らくらく洗浄できる「ブロイラー給餌器・給水器の洗浄機」 |
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