公益社団法人
畜産技術協会


平成10年度肉用牛高度肥育技術確立推進事業
クローン技術の応用に関する展望とクローン牛の相似性調査の必要性
平成11年3月 (社)畜産技術協会 A4判16頁


 
概 要
 家畜生産へのクローン技術の利用とそれによって得られる利益、その利用の前提となる相似性の調査についてまとめたものである。作出方法により卵分割クローン、核移植クローン、体細胞クローンに区別されるが、特定の両親の子で、遺伝的に同一ゲノムを保有し、出生時期も揃えられるなど、多くのすぐれた特性を示している。これらの特性を示すクローン牛に関する育種学的解析、すなわち遺伝率、血縁個体間の共分散成分の分析、遺伝・環境効果の推定、選抜の正確度と改良速度などについての理論と解析手法を解説している。さらに、クローン牛を利用した栄養試験、クローン牛の相似性調査と分析手法について記載している。
 
構 成
 1.クローン牛とは
 2.クローン牛に関する倫理問題
 3.クローン牛を利用することの利点
 4.遺伝率の推定
 5.血縁個体間の共分散成分
 6.遺伝・環境効果の推定
 7.選抜の正確度と改良速度
 8.クローン牛の利用価値の尺度
 9.栄養試験への応用
 10.相似性調査の方法
 11.相似性調査の結果
 12.参考文献
 


PAGE TOP

(C) Japan Livestock Technology Association 2005. All Rights Reserved. CLOSE