公益社団法人
畜産技術協会


平成11年度家畜飼料新給与システム普及推進事業報告書
TMRマニュアル
平成12年3月 (社)畜産技術協会 A4判147頁


 
概 要
 畜産再編(平成6年度は畜産活性化)総合対策における家畜飼料新供給システム普及事業では、TMR給与システムなど飼養管理の省力化に関する総合的な技術、飼料給与プログラムなどの専門的な指導などを進めているが、このなかで当畜産技術協会では国内外の優良な飼料給与システム事例を調査し、優良技術の普及・応用における改善点や技術検討会の開催、システム定着のためのマニュアル作成などを行ない、得られた成果は毎年度の事業報告書として報告している。この「TMRマニュアル」は、当協会が平成11年度までに実施した本事業の成果を集大成したものであり、内容としては自給飼料生産利用の効率化を推進するとともに、低・未利用飼料資源の活用を図るために、現にTMR飼養方式を利用しているか、あるいはこれから導入しようとする畜産農家や指導者を対象にした簡潔な解説書である。
 
構 成
本書は次の項目で構成されている。 
T.はじめに
U.乳牛への飼料給与方式とTMR
 1)乳牛飼養における方向と飼料の調達・調製・給与方式、2)酪農経営でのTMR調製と給与における課題の整理
V.TMRシステムが労働時間、飼養成績および酪農家経済に及ぼす影響
 1)酪農経営の管理事項と飼料給与・栄養管理との関わり、2)TMRシステムの導入と労働時間の軽減、3)TMRの持つ栄養管理的な特徴と飼養成績における有利性、4)飼料給与診断例にみるTMRの効果、5)飼料給与基準と飼料給与法、6)乳量と乳成分と乳価の関連を酪農家の牛群検定成績に見る、7)消化器疾病と乳牛の生産性および消化器疾病による経済的損失、8)栄養管理と繁殖および繁殖成績が酪農家の経済に及ぼす影響、9)肉用牛肥育におけるTMR調製・給与の評価
W.TMRセンターの設立課題
 1)TMRセンターの経済性と課題、2)自給飼料の活用、3)食品製造副産物の活用
X.TMRセンター設立・運営の技術的基盤
 1)飼料素材の特性、2)TMRの設計、3)種々のTMR設計ソフトウェア、4)工場の施設・設備と効率的な操業
Y.TMR調製と給与の事例紹介―平成11年度国内調査
 1)北海道(有)Mの事例、2)栃木県でのTMR事例、3)長野県のTMR事例、4)広島県のTMRセンターと利用酪農家の事例
 
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