公益社団法人
畜産技術協会


平成11年度国際防疫及び畜産技術協力推進事業
飼料分析マニュアル
平成12年3月 (社)畜産技術協会 A4判109頁


 
概 要
 開発途上国からの技術協力の要請は増加の傾向があり、このため、多くの畜産関係者が各国に派遣され、それぞれの国の畜産技術事業に協力している。当協会では、各国において技術協力事業に従事する専門家が当面する技術伝達をより的確に、よりスムーズに進めるための手段の一環として、畜産分野の「技術マニュアル」を順次作成している。平成11年度は、農林水産省畜産試験場などの飼料関係者の協力を得て日本における最近の新しい飼料成分分析手法および情報をもとに、この「飼料分析技術マニュアル」を作成した。
 
構 成
本マニュアルは、飼料分析法、飼料の栄養評価法、飼料の品質判定基準、粗飼料の安全性の各章から構成されており、各章の概要は次のとおりである。
第1章 飼料成分分析法
 1.飼料の化学分析
 (1)分析試料の調製、(2)一般成分分析法、(3)デタ―ジェント分析法、(4)酵素分析法、
 (5)飼料における繊維成分の相互関係、(6)易利用性炭水化物、(7)ビタミン、
 (8)ミネラル、(9)試料分析実験室
 2.近赤外分析法
 (1)試料分析における近赤外分析法の利用、(2)NISSの原理、(3)NISSによる成分分析
第2章 飼料の栄養価評価法
 1.めん羊・山羊を用いた消化試験法
 2.粗飼料におけるTDN推定法
 3.養豚・養鶏飼料におけるDE・MEの推定法
 4.人工消化法
第3章 試料の品質判定基準
 1.乾草の評価基準
 (1)栄養価(TDN)による等級、(2)乾草の価値にかかわる要因
 2.サイレージの品質判定
 (1)サイレージの品質、(2)サイレージの評価基準、(3)サイレージの分析法
 3.飼料の鑑定法
 (1)試料鑑定の手順、(2)飼料原料などの標本収集、(3)感覚による鑑定、
 (4)顕微鏡による鑑定、(5)理化学的試験、(6)原料、夾雑物などの混入量の推定
第4章 粗飼料の安全性
 1.材料草に由来する有毒植物
 (1)飼料作物および暖地型牧草に由来する有毒物質、(2)植物に付着または共生している
  微生物に由来する有毒物質、(3)病害の発生した飼料作物に由来する有毒物質
 2.調製・貯蔵過程で生成する有毒物質
 (1)アンモニア処理に由来する有毒物質、(2)カビの発生した飼料に由来する有毒物質
 (マイコトキシン)
 3.飼料中の残留農薬
 
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