公益社団法人
畜産技術協会


平成16年度畜産をめぐる国際問題研究推進事業(海外畜産振興実態調査等事業)
平成16年度海外畜産振興実態調査報告書
平成17年3月(社)畜産技術協会


概 要
 近年における社会・経済の国際化の進展、社会価値観の変化、さらにスピード化が進む中で、今後わが国の畜産が健全な発展を遂げるためには、関連技術の開発とあわせて、諸種の社会情勢に適切に対応していくことが重要な課題となっている。
 このような国内状況において、わが国の畜産に直接的、間接的に影響を及ぼす海外の畜産関連技術開発施策、畜産振興策、消費者対策、あるいは貿易関連施策等の実態をわが国の現状と併せて調査・分析し、今後のわが国の畜産の方向について検討を進めることが喫緊の課題となっている。
 このようなことから、当協会は平成16年度から3カ年間、財団法人全国競馬・畜産振興会から助成を受けて「海外畜産振興実態調査事業」を実施することになった。平成16年度は、事業初年度でもあったが、個人から諸団体、会社、大学等の多くの機関から、しかも広い分野の多くの貴重な調査課題の応募があった。そこで、当協会は、専門家からなる選考委員会を開催し、応募のあった調査課題から、現在のわが国畜産にとっての重要・緊急性などの高い課題を選定させていただいた。
 本報告者はこれらの調査結果を取りまとめたもので、今回取り纏められた6課題は、現在の日本の畜産の方向について検討を進める上では、極めて重要な内容があり、今後の畜産振興にあたっては貴重で有益なものであると信じている。
 
構 成
1. 「タイ国における食鳥産業の生産・流通構造とコストに関する調査報告書」
(調査実施団体 : 公益社団法人 日本食鳥協会)
2. 「食品残さ等の資料利用に関わる調査報告書」
(調査実施団体 : 公益社団法人 配合飼料供給安定機構)
3. 「フランスにおける教育ファームを中核としたアグリツーリズムの取り組みと政策支援の実態調査報告書」
(調査実施団体 : 公益社団法人 中央酪農会議)
4. 「適正農業規範(GAP)による家畜飼育の実態と畜産物流調査報告書」
(調査実施団体 : 財団法人 農政調査委員会)
5. 「ヨーロッパ諸国における遺伝子組換えトウモロコシの栽培状況、遺伝子検査体制等に関する動向の実態調査報告書」
6. 「義務化から4年が経過したEU諸国における牛肉トレーサビリテイーの実態調査報告書」
(調査実施団体 : 公益社団法人 家畜改良事業団)


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