平成６年度草地適正利用促進対策基礎調査事業報告書

内蒙古第1回草地適正利用促進対策基礎調査報告書

平成7年3月　(社)畜産技術協会　A４版46頁

概　要 中国の北西・東北部は世界でも有数な草地を有しているが、過放牧などの影響から、現在砂漠化が少なからず進行している。これが地球環境および地域社会の社会・経済に与える影響は大きく、早急な対策が必要とされている。これらの地域では、畜産振興および砂漠化防止など、環境保全を図る観点から、草地の適正利用や生産力向上対策を講じることが重要となっている。この分野での技術水準の高い我が国は、今後これに積極的に協力していく必要がある。このために、農林水産省畜産局では、平成６年度から将来予想される技術協力を効率的かつ円滑に実施するための基礎調査を、（社）畜産技術協会に委託した。（社）畜産技術協会は、調査団を中国に派遣し草地利用の実情を調査するとともに、関係資料の収集につとめた。本報告書はこれらの調査結果をとりまとめたものである。 構　成 １．現地調査の概要 ２．中国の草地畜産の概要 ３．代表的草地の気象 ４．畜産関係行政・教育・試験研究機関 ５．訪問先で受けた説明の要旨 ６．現地調査結果および今後に残された調査事項 ７．中国で収集した文献・資料