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近年東南アジアでは、開放経済の進展に伴う家畜・畜産物の移動の活性化によっ て、口蹄疫が多発している。 アジア諸国においては、畜産業は良質タンパク質食料の供給源として、あるいは輸出産業として需要が増大しつつあるが、大部分の国では家畜の疾病診断の能力が十分でなく、また、口蹄疫の疫学的調査も十分に行われていないことなどもあって、口蹄疫の状況は改善されない実情にある。
このような背景から、農林水産省畜産局では「国際防疫及び畜産技術協力推進事業」の実施を(社)畜産技術協会に委託した。当協会では、この事業の一環として、ミャンマー連邦に調査団を派遣し、家畜衛生部門の現地実態調査を実施した。
本報告書はこの調査結果を取りまとめたものである。 |
1.調査団の派遣
現地調査の目的と調査事項、現地調査団の構成、現地調査の期間、調査日程と訪問先、訪問先の主な面会者
2.ミャンマー国における畜産の概要と家畜衛生
ミャンマー国の一般概要、農業、畜産の概要、畜産および家畜衛生に関する行政組織、家畜疾病の診断、ワクチンの製造、家畜の移動と検疫、口蹄疫について、獣医教育、家畜および家畜衛生における課題、家畜および家畜衛生における今後の展開
3.参考資料
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