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本資料は、(社)畜産技術協会が日本中央競馬会特別資金による助成事業により、平成15年度にカンボジア国において実施した先進国海外技術協力情報収集現地調査結果の報告書である。
本調査の現地調査は平成16年3月に実施したものであるが、前年度までの調査結果等を総合的に勘案し検討した結果、畜産援助の第一歩として、わが国からの畜産開発協力に関する戦略策定についての助言支援を行なうことがカンボジア国の畜産振興上極めて重要なことが判明したため、本調査では、カンボジア政府との協議および現地調査をする中で、日本の畜産協力案件の策定・確立に結びつくような協力案件の形成促進をすることを目的に実施したものである。また、わが国の畜産援助を効果的かつ効率的に行なうため、他の先進国のカンボジア国に対して行なっている援助の実施状況についても調査がなされている。
本報告に収録されている調査項目は以下の通りである。
1.畜産振興計画:
(1)農業開発計画(第5次社会経済開発5カ年計画、2010年から2020年に向けた中長期の国家社会経済開発計画) (2)畜産振興計画と振興施策 (3)関連資料
2.畜産の現状、課題および援助二一ズについて:
(1)大家畜生産(牛・水牛) (2)飼料関係(生産・利用) (3)家畜衛生
3.我が国の援助の現状と援助要請について:
(1)農業分野のスキーム別援助実施状況 (2)畜産分野のスキーム別援助要請案件 (3)実施が重要と考えられる援助要請案件 (4)具体的な協力案件形成に向けた協議
4.畜産分野における先進国、国際機関、海外NGOの援助実施状況:
(1)先進国政府の援助実施4状況と今後の動き (2)国際機関の援助実施状況と今後の動き (3)海外NG0の援助実施状況と今後の動き
5.その他
調査事項の中では、特に、日本の畜産技術協力の案件形成に関して、調査した組織、機関、担当者ごとに、協力要請の内容およびそれに対する調査団の指導内容が詳細に記述されており、今後のカンボジャ国に対する畜産技術協力に関する基礎的な情報を提供している。 |
T.カンボジア調査団派遣計画
U.カンボジアでの調査結果
V.調査団が入手した資料
W.使用文献
巻末参考資料
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