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(社)日本緬羊協会では、平成3年度から農林水産省が推進しているめん羊振興対策事業を本年度も実施することとなりました。
この事業は、国産ラム肉及び羊毛の評価の高まり、めん羊の多面的活用による地域の活性化事業等の増大に対応して、めん羊に対する国民のニーズの把握、振興方策の検討、生産・利用技術の高度化と指導力の向上、めん羊産品の普及啓蒙等を推進しようとするものであります。
そこで、平成6年度においては二つのテーマを調査事業の対象にすることとし、その調査結果等を報告書に取りまとめることといたしました。そのうちの一つのテーマとして我が国のめん羊生産の殆どがそうであるように、何らかの作目の中にめん羊飼養を取り入れていることから、「複合経営におけるめん羊生産と今後の課題等」を取り上げ、めん羊の主生産地である北海道において、道内に存在する多数のめん羊を取り入れた経営の中から、稲作、酪農、ファームインとの組み合わせを対象にその実態を調査しました。その結果を基に今後のめん羊生産の課題等について問題点等を整理しましたので、実態調査結果と併せて報告書を作成いたしました。この報告書がめん羊振興のため、全国のめん羊関係者に広く活用されることを期待してやみません。
事業の実施に当たりまして、ご指導ご協力を賜りました畜産局の担当官並びに関係各位に深く感謝申し上げます。 |
T.調査の目的
U.調査の方法
V.調査の結果
A.北海道におけるめん羊の複合経営
1.複合経営におけるめん羊の導入
1)めん羊導入の経緯と理由
2)めん羊導入に関する調査結果
2.複合経営の事例
1)稲作+めん羊経営
2)酪農+めん羊経営
3)ファームイン+めん羊経営
B.めん羊生産の今後の課題
1.飼養頭数の推移の検証
1)急増、急減期
2)回復期
3)再度減少へ 1
2.高品質のラム肉生産と販売の努力
1)高品質のラム肉生産
2)ラム肉販売のタイプと販路拡大の努力
3.規格に合ったラム肉生産
1)ラム枝肉規格の活用
2)屠殺月齢
4.飼養管理技術の改善
1)繁殖成績の向上
2)育成率の向上
5.飼養管理技術の習得
6.農場副産物や未利用資源の活用
7.新技術の積極的な導入
1)めん羊用代用乳の開発
2)圃場副産物の高品質化とめん羊による利用技術
3)ラム肉の通年出荷に向けた繁殖技術
4)めん羊発情調節方法の開発
8.多目的利用のマニュアル作成
W.調査を終って
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