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我が国に適した自動搾乳システム実用化のため、国内外より収集した自動搾乳システムに関する情報をとりまとめた報告書である。(1)80項目以上にわたる事項の調査が、国内で自動搾乳システムを導入した6ヵ所とメーカー2社で行われ、その結果が報告されている。(2)調査の結果、今後に残されている問題点として搾乳ロボットの乳質への影響、搾乳ロボットに適応する牛の判定選別基準、適切な馴致方法、搾乳ロボットに適した飼養管理方法の確立、搾乳ロボット導入の経済性の検討などを挙げている。(3)情報処理システムとして、自動搾乳システムとの通信システムのメンテナンス、牛群検定データ活用のためのシステム、繁殖関連データの処理に関するシステムが紹介されている。(4)海外情報として搾乳ロボットの先進国であるオランダのロボット開発会社(レリー社、プロライオン社)のロボット開発に対する取り組みの現状が報告されている。搾乳ロボットを利用している農家(9戸)の牛舎レイアウト、飼養管理の状況、乳量・乳質の状況、作業労働時間、牛舎における牛の行動・移動、メンテナンスおよびサービスなどの状況が報告されている。 |
1.国内事例調査
1)内容および調査方法
2)調査結果
3)総合考察
4)日本型搾乳ロボットへの課題
5)参考資料 ―調査票―
2.自動搾乳システムにおける情報処理
3.海外事例など
1)搾乳ロボット開発会社の動向と搾乳ロボット導入農家
2)第1回日蘭精密酪農研究会「搾乳技術」分科会報告
3)オランダの酪農家における搾乳ロボットの紹介と体験談
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