社団法人
畜産技術協会


平成11年度肉用牛高度肥育技術確立推進事業報告書
ビタミンA制御による黒毛和種牛高度肥育技術に関する 共同試験成績(中間)報告及び参考資料
平成12年3月 (社)畜産技術協会A4版 94頁


 
概 要
黒毛和種の肥育過程におけるビタミンA(VA)給与の制限が、産肉性にどのような影響を与えるかについての一卵性双子、全きょうだいを用いた共同試験成績(農林省家畜改良センター、都道府県試験場)の中間報告である。1)平成9、10、11年度に開始された試験の中間報告で、平成9年度の試験では生後10〜27ヵ月齢、平成10、11年年度の試験では生後7〜24ヵ月齢までの肥育試験期間である。2)試験期間中に測定された項目は、飼料の摂取量、体重の経時的変化、血中VA濃度の経時的変化、枝肉の格付け、肉質の分析、経済性などである。3)平成9年度に開始した試験結果の一部として、VAの給与量を制限することで発育の低下、枝肉脂肪交雑の向上、疾病の発生、経済性の優位性などが報告されている。4)平成10、11年度の試験は途中経過のみの報告である。5)参考資料としてVAと肉質の関連性についての総説および試験研究成果についての4編の報告と、一卵性双子を利用したクローン産肉検定についての成果の解説が報告されている。
 
構 成

1.共同試験報告
 1)平成9年度開始共同試験「ビタミンA制限による肥育技術の確立T(中間報告)」
 2)平成10年度開始共同試験「ビタミンA制限による肥育技術の確立U(中間報告)」
 3)平成11年度開始共同試験「ビタミンA制限による肥育技術の確立V(中間報告)」
2.参考資料
 1)肥育牛におけるビタミンA制御による肉質改善
 2)黒毛和種における肥育成績と血清ビタミンA,Eおよび総コレステロールの関連性
 3)肥育ステージ別ビタミンA適正給与マニュアル
 4)黒毛和種肥育牛の増体および肉質に対するビタミンAの影響
 5)切断二分離胚による一卵性双子を用いたクローン検定の実用化


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