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平成10年6月に、政府は地球温暖化対策推進大綱を制定し、さらに11年4月に地球温暖化対策推進法を施行し、我が国の地球温暖化対策への取り組みは新しい局面を迎えることになった。平成11年度においても学識経験者による検討会により海外調査を含め、温室効果ガスの定量的な解明と抑制技術について調査し、最新の情報を収集した。なお、今年度は地球温暖化関連用語を収拾し、解説を加えた。 |
北欧(デンマーク)・西欧(オランダ)地域および国内(琵琶湖・滋賀県)における湖沼などの水質汚濁に係わる調査分析
T.地球温暖化をめぐる流れ
1.はじめに
2.温暖化への取り組み
3.気候変動枠組み条約(COP1〜6)
4.おわりに
U.温室効果ガスの濃度変化、温暖化およびその対策技術
1.大気組成の変化とその原因
2.温暖化のメカニズム
3.大気組成の変化と畜産
4.今後の予測
5.対策の現状
6.おわりに
V.反芻家畜とメタン
1.メタン生成のメカニズム
2.変動要因と発生量の推定
3.発生量の制御
4.反芻家畜からの発生量の実態および削減対策技術と将来展望(まとめ)
W.家畜排泄物からのメタンおよび亜酸化窒素の発生とその制御
1.家畜排泄物の排出量と処理・利用の現状
1)家畜排泄物の排泄量
2)家畜排泄物の処理・利用の状況
3)処理方法別の有機物量と窒素量の推定
2.メタン
1)発生のメカニズム
2)変動要因と発生量の推定
3)発生量の制御
3.亜酸化窒素
1)発生のメカニズム
2)変動要因と発生量の推定
3)発生量の制御
4.家畜排泄物からのメタン、亜酸化窒素の発生の実態および削減対策技術と将来展望
X.草地とメタン・亜酸化窒素
1.草地とメタン
1)メタン発生と吸収のメカニズム
2)変動要因と発生量および吸収量の推定
3)発生量の制御
4)草地からの発生・吸収量の実態および削減技術と将来展望
2.草地と亜酸化窒素
1)亜酸化窒素発生のメカニズム
2)亜酸化窒素の実態
3)亜酸化窒素発生量に及ぼす変動要因
4)亜酸化窒素発生量の制御
5)草地からの亜酸化窒素の発生実態および削減対策と将来展望
6)諸外国の研究動向
7)我が国において今後必要な研究
Y.地球温暖化関連用語解説
1.地球温暖化係数(GWP)ならびに表示単位
2.地球温暖化関連用語 |
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