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平成10年度から農畜産業振興事業団の助成を受けて畜産新技術開発活用促進基金を造成し、畜産新技術開発活用促進事業を実施している。
この事業は、平成9年度まで実施していた畜産先端研究開発基盤整備事業、畜産生産性向上等技術開発促進事業、畜産実用技術改善活性化事業及び潜在畜産技術活用促進事業の4事業を統合・継承し、平成10年度から開始されているものである。
事業の趣旨は、幅広く畜産技術全体の改善及び新技術の活用促進を図ることを目的に、海外先端技術、畜産業への応用が期待される各種産業分野の技術、生物系基礎分野技術、一部の生産現場でのみ利用されている優良技術の幅広い分野から技術情報の収集・分析、技術開発支援、技術情報の提供等を総合的に行うことによって、畜産技術における幅広い問題解決に対応し、我が国畜産基盤の一層の強化を図ることを目的としている。
平成11年度は、前年度に引き続き技術情報の収集、畜産技術開発案件の募集・選定及び開発支援、刊行物、インターネット等による畜産技術の情報提供の実施と併せて、高性能畜産機械の普及促進等を実施した。さらに新規事業として、体細胞クローン牛の繁殖・発育性及びクローン牛肉の性状調査を実施し、クローン技術の概要、クローン牛肉の安全性等について、パンフレット、ビデオ等により消費者に対し積極的に普及啓発を行うクローン牛利用緊急調査事業を開始した。
本報告書には、平成11年度に実施した事業の経過及び成果を掲載した。 |
1.平成11年度事業について
(1)事業の目的
(2)平成11年度事業の実施
@技術情報の収集
A技術開発案件の募集及び選定並びに開発支援の実施
B技術開発進捗状況及び成果の報告
C技術情報の提供
D畜産先端技術出資指導
E高性能畜産機械等普及促進
Fクローン牛利用緊急調査 |
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