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この事業は自動搾乳システムに関する国内外の情報収集と実用化のための技術的検討を行ない、わが国に適した自動搾乳システムの定着化マニュアルを作ることを目的としている。本報告書は平成9、10、12年度に導入された施設の調査と、自動搾乳システムに関する情報を取りまとめたものである。(1)平成9〜10年に導入された施設の調査は岩手県畜産研究所、山口県畜産試験場の2ヵ所、12年に導入された施設の調査は北海道、福島県、長野県、愛知県の5戸の農家である。(2)調査項目は施設の概要、飼養管理状況、自動搾乳状況、衛生管理状況、乳牛・牛乳生産への影響、メーカーのサポート状況、収益性、省力化などである。(3)自動搾乳システムにおける情報処理として、牛群検定関係のデータ処理問題が記載されている。(4)海外情報としてロボット搾乳と乳量、乳質、乳房衛生に関する海外の研究成果が紹介されている。(5)関連国内情報として家畜改良センター宮崎牧場と酪農学園の自動搾乳システムの稼働・運用状況、酪農学園の自動搾乳システムに関連する情報ネットワークシステム、支援用プログラムなどが紹介されている。 |
第1章 この事業により導入された施設の調査結果
1.平成9〜10年度導入施設
2.条件整備による平成12年度導入施設
第2章 自動搾乳システムにおける情報処理
第3章 海外情報
1.ロボット搾乳と乳量、乳質および乳房衛生
第4章 国内関連情報
1.家畜改良センター宮崎牧場の自動搾乳システム
2.酪農学園インテリジェント牛舎自動搾乳システム
3.フリーバーンの乳牛の行動および自動搾乳システムの運用状況
4.搾乳ロボットに係る利用しやすい情報提供システム
参考資料:施設整備による導入施設の平成13年度調査実施について |
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