公益社団法人
畜産技術協会


 
平成16年度特用家畜等生産利用技術確立調査研究事業報告書
ダチョウ生産利用技術確立調査研究事業(平成14〜16年度)概要報告
平成17年 3月 (財)日本農業研究所 A4版18頁


 
概 要
 特用家畜については、国民食生活の多様化に伴う多様な食材の提供及び地域特産物の供給による中山間地域の活性化という観点から大きな期待が懸けられている。特用家畜等として期待されるダチョウ、シカ、アヒル等や高品質鶏については、生産母体が零細であることに加え、繁殖性が低く、雌雄鑑別手法及び効率的な肥育技術・増殖普及体制が未確立等、安定的生産及び消費者ニーズに合った品質確保等を図る上で多くの課題を抱えている。蜜蜂については、近年、重要なみつ源であるレンゲの食害を起こす病虫害の被害が急増し、その生産環境が脅かされる状況にあることから、病虫害に対する効果的な防除技術を早急に確立するとともに、レンゲに代る新たなみつ源の確保を図る必要がある。
 このため畜産技術協会は、平成14〜16年度において財団法人全国競馬・畜産振興会からの助成を受けて、国民の食生活の多様化への対応及び地域の特産品の供給による中山間等地域の活性化等に資するため、ダチョウ、みつばち、高品質鶏等の生産・利用に係る技術等を確立するための調査・研究を行うことを目的とする「特用家畜等生産利用技術確立調査研究事業」を実施した。  
 ダチョウについて畜産技術協会は(財)日本農業研究所への委託事業として、平成9〜13年度に「ダチョウ資源利用開発調査研究事業」を委託したのに引き続き平成14〜16年度に「ダチョウ生産利用技術確立調査研究事業」を委託して実施した。
 本事業では、ダチョウの飼養技術について引き続き改善が急がれる受精率、育雛率及び育成率の向上を主な目標として飼養実証試験等を実施したものである。その中で、繁殖・育成技術確立調査試験を主として日本農研実験農場で行い、育成試験の一部を日本オーストリッチ事業協同組合(JOIN)に再委託して行った。
 
構 成
はしがき
T 事業の趣旨及び内容
  1. 委託事業の背景
2. 委託事業の目的と内容
U 事業報告
1.専門委員会の設置等
2.繁殖・育成技術確立調査試験
3.飼養管理技術委託調査試験
4.飼養農場実態調査
V 飼養管理技術委託調査試験報告
   1.試験事業の課題と趣旨
   2.試験内容
   3.試験成績
W マニュアル・パンフレット
X 今後の課題
   


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