平成16年度特用家畜等生産利用技術確立調査研究事業報告書

みつ源確保技術確立委託事業（平成14〜16年度）報告書

平成17年　3月　（社）日本養蜂はちみつ協会　Ａ４版98頁

概　要 　特用家畜については、国民食生活の多様化に伴う多様な食材の提供及び地域特産物の供給による中山間地域の活性化という観点から大きな期待が懸けられている。特用家畜等として期待されるダチョウ、シカ、アヒル等や高品質鶏については、生産母体が零細であることに加え、繁殖性が低く、雌雄鑑別手法及び効率的な肥育技術・増殖普及体制が未確立等、安定的生産及び消費者ニーズに合った品質確保等を図る上で多くの課題を抱えている。 蜜蜂については、近年、重要なみつ源であるレンゲの食害を起こす病虫害の被害が急増し、その生産環境が脅かされる状況にあることから、病虫害に対する効果的な防除技術を早急に確立するとともに、レンゲに代る新たなみつ源の確保を図る必要がある。 　このため畜産技術協会は、平成14〜16年度において財団法人全国競馬・畜産振興会からの助成を受けて、国民の食生活の多様化への対応及び地域の特産品の供給による中山間等地域の活性化等に資するため、ダチョウ、みつばち、高品質鶏等の生産・利用に係る技術等を確立するための調査・研究を行うことを目的とする「特用家畜等生産利用技術確立調査研究事業」を実施した。　　 　蜜蜂について畜産技術協会は（社）日本養蜂はちみつ協会への委託事業として、平成14〜16年度に「みつ源確保技術確立委託事業」を委託して実施した。 　本事業では、みつ源レンゲに食害を及ぼすアルファルファタコゾウムシ防除のための調査試験、実証試験等を実施した。 構　成 はじめに 専門委員 �T　事業の趣旨及び内容 �U　事業報告の概要 １．専門委員会の開催状況 ２．みつ源確保技術確立調査試験事業取りまとめの概要 �V　事業報告 　　　１．天敵増殖手法等確立試験委託事業成果報告 　　　２．天敵による防除効果 　　　３．ヨーロッパトビチビアメバチの環境及び人に与える影響評価 ４．アルファルファタコゾウムシの生態研究 ５．アルファルファタコゾウムシの生物的防除に関する調査報告 �W　関連調査結果 　　　１．門司植物防疫所の調査研究 　　　２．鹿児島農業試験場の耕起的防除法等の研究 �X　新みつ源利用可能性調査 　　　１．へアリーベッチのみつ源可能性調査 　　　２．はちみつの成分等分析 �Y　写真集